日本のプロ野球にはセントラル・リーグ(セ・リーグ)とパシフィック・リーグ(パ・リーグ)でそれぞれ6球団の全12球団があります。
セ・リーグは東京の「読売巨人軍」「東京ヤクルトスワローズ」、横浜の「横浜ベイスターズ」、名古屋の「中日ドラゴンズ」、宝塚の「阪神タイガース」、広島の「広島東洋カープ」。パ・リーグは札幌の「北海道日本ハムファイターズ」、仙台の「東北楽天ゴールデンイーグルス」、千葉の「千葉ロッテマリーンズ」、所沢の「西武ライオンズ」、神戸の「オリックスバファローズ」、そして博多の「福岡ソフトバンクホークス」があり、パ・リーグの方が北海道から九州まで全国に渡ってのフランチャイズの分散が実現していると言えます。
現在プロ野球1軍のチーム同士の試合は、3月から始まるオープン戦、4月から10月までのレギュラーシーズンゲーム(ペナントレース)、そしてポストシーズンゲームとなる公式戦後の「クライマックスシリーズ」、続いて最高峰の舞台となる「日本シリーズ」があります。そのほか、キャンプ中の練習試合などの非公式試合も球団間で組まれることがあります。
さて、プロ野球の試合をいかに面白く観るか。どの試合でも言えるのは、まずは球場の雰囲気に身も心も浸らせることでしょう。つまりスタジアム全体への感情移入を完全に終えた中で、プレイボールの瞬間を迎えることです。
そのために必要だと私が考えるのは、とにかく早い時間から球場に足を踏み入れることです。試合に向けての感情移入のスタンバイを、早い段階で終えておくことです。そこで、私がこれまでのプロ野球観戦の中で体得した試合観戦に向けての一日の動きを、シミュレートしてみましょう。
夕方6時から始まるナイターの場合、ふつうフランチャイズの選手たちは午後1時頃から続々と球場入りしてきます。マイカーでやって来る選手が多く、車を停めたあと、中には堂々と正門から入ってくる選手もいるので、色紙を片手に待ち構えているファンも多く見受けられます。
本拠地側の選手たちは2時半頃から全体練習を始めていきます。そしてビジターの選手が球場にやって来るのが4時前頃。大体はバスで球場前に乗りつけてきます。ビジター側の練習は4時頃から始まるのが普通です。ファンが実際に球場に入ることができる開門時間は4時半の場合が多いので、スタンドに入って観られるグラウンドの光景は、ビジターの練習が佳境に入った頃ということになります。
実は、球場に試合を観に行くもうひとつの楽しみは、この試合前の練習を観ることなのです。その意味では今は、ビジターチームの練習の半分と、5時過ぎから始まる両チームの試合前の簡単なシートノックを観ることができるだけです。
プロのノックの正確さとか、流れるようなボールまわしだとか、これだけでもかなり楽しめるのですが、やっぱり練習を全部観たい! と私は強く思います。
試合前にはその日のベンチ入りの選手が全員が打撃練習をします。競馬だって、レース前にパドックで馬を見せてくれるじゃないですか! 馬と一緒にすると怒られるかもしれませんが、打撃練習を観てその日の選手の調子や状態を自分なりに見極めながら、試合本番の選手の活躍ぶりを観る。自分が「○○選手は今日は調子が良い!」と練習を観て観こんだ選手が活躍してくれると、実はとっても楽しめるものなのです。
というわけでプロ野球機構には、是非ともなんとか試合日の球場の開門時間を早める工夫をしてもらうと、相当なファンサービスになって観客動員も増えるのではないかと私は思うのですが、どうでしょうか…。
ともかく、プロ野球の試合を観にいくときには、必ず開門時間からスタンドに入って、両チームの練習ぶりをじっくり観てみてください。チームカラーや選手の調子、その日のチームの雰囲気などが結構分かったりしますので。
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