日本のバレーボールリーグは、「Vリーグ」という呼称になっていて、男女それぞれのリーグ組織となっています。その中で1部である「プレミアリーグ」と2部の「チャレンジリーグ」があり、Jリーグと同様に、リーグの結果を受けて1部と2部の入れ替えが行われています。
Vリーグの開幕は、従来は12月が大方だったのですが、全日本チームの国際大会の日程によって、10月頃に開幕が早まったりしていました。そして期間は3月までの約4~6か月間。チーム総当りによるリーグ戦が展開され、全国の会場を転戦しながら日本一を争います。
かつて「東洋の魔女」が金メダルを獲得して国民的関心事となった東京オリンピックや、男子が世界一に君臨し続けたミュンヘンオリンピックの頃は、まさにバレーボールは日本を代表する人気スポーツでした。それが、他国が次第にバレーボールの強化を始め、次第に日本が世界で戦えなくなるのと比例するように、人気面でも凋落。男子の全日本チームからかつての荒々しさが消え、選手たちがアイドル化していったことも合わせ、その人気の度合いは若い女性層に偏ったものになっていくことになりました。
そんな中で、94年に日本バレーボール協会がスタートさせたのがVリーグです。当初は、サッカーのJリーグに触発されて威勢よくプロ化構想をぶち上げたのですが、結局は外国人選手の登録を許可する程度の改革に終わり、日本人選手のプロ化容認といった姿勢も、理想ばかりが先行して、現実的にはプロ宣言する選手は皆無という状況で終わりました。
ただ、その後プロとしてイタリアに渡った加藤陽一(現JT)の出現のように、バレーボール選手にプロという概念を重ねることにつながった意味で、大きなエポックとなったと言えるでしょう。
現在のVリーグは、有力チームの廃部や休部などの荒波に立ち向かいながら、クラブチームもリーグの中に編成する形で、男子8チーム、女子10チームの参加のなか熱戦を展開しています。
バレーボールのVリーグは、一日の中で複数の試合が同じ会場で組まれており、それをすべて観ることができる点で有意義です。
またバレーボールは、テレビ観戦と実際の会場で観る場合の興奮度の差が非常に大きい競技の一つだと私はいつも感じています。特にVリーグは、実業団だけにアリーナ席に会社の大応援団が陣取り、華麗な応援合戦を繰り広げ、音響効果もかなり迫力があります。プレーも、特に男子のスパイクの迫力は圧巻。2メートル前後の大男たちが跳んだりはねたりでコートを動き回るのですから、その面白さは実際に観ないと味わえないものでしょう。できるだけコートに近い席を確保して、その迫力を楽しみましょう!
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